日露両政府 事務レベル高官でも詰めの協議
今月15日から日本で行われる日露首脳会談の最終調整のため岸田外相がロシアを訪問する中、日露両政府は、事務レベル高官でも詰めの協議を行うことがわかった。
複数の政府関係者によると、事務レベルの協議は、サンクトペテルブルクで行われ、日本側から外務省の秋葉審議官らが、ロシア側からモルグロフ外務次官らが出席する。
岸田外相は日本時間2日夜、プーチン大統領と会談し、安倍首相の親書を手渡すなどして政治レベルの最終調整を行うが、秋葉審議官はこれと並行して事務レベルで詰めの交渉を行う。
安倍首相周辺は領土交渉について、「大枠を安倍首相とプーチン大統領で決めて、詳細を事務レベル高官で詰めている。交渉は順調だ」と強調している。