“戦闘”巡り…防衛省、新たに日報など公開
南スーダンに派遣されている自衛隊が去年7月に記録した日報に「戦闘が起こった」との記載があった問題で、防衛省が新たに日報など保管していた文書を公開した。
新たに公開されたのは去年7月10日付の日報で、この中には、首都ジュバでの戦闘で「民間人約25名が死亡した模様」など、武力衝突が激しさを増している様子が記されていた。
またこの日報をもとに上級部隊の陸上自衛隊中央即応集団が作成した「モーニングレポート」も公開され、この中には「情勢がさらに悪化した場合、最悪のケースを想定した対応についても準備を検討することが必要」という記述もあった。
当時、南スーダンでは大規模な衝突が起きており、現地の部隊が悪化する治安情勢に警戒を強めていたことがわかる。