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南スーダン「戦闘起こった」防衛相追及続く

2017年2月9日 13:17
南スーダン「戦闘起こった」防衛相追及続く

 南スーダンに派遣されている自衛隊が去年7月に記録した日報に「戦闘が起こった」との記載があったことについて、民進党の後藤祐一議員は9日、衆院予算委員会で稲田防衛相の認識をただした。

 後藤議員の追及に対して、稲田防衛相は「大規模な武力衝突はあったが法的な意味での戦闘行為はなかった」との答弁を繰り返した。

 後藤議員「南スーダンで起きたことは戦闘であると日報に書いてある。この日報に書いてあることを、南スーダンで一般的意味における戦闘があったのかということに対して答弁しないんであれば、これ以上質問は続行できません」

 稲田防衛相「首都ジュバにおいて(去年)7月ですけれども、大規模な武力衝突が発生したことを指していると思います。しかしながら国際的な武力紛争の一環としては行われておりませんので、法的な意味での戦闘行為ではないということでございます」

 後藤議員「実際は戦闘なのに衝突と置きかえて隠ぺいする。一体この政権は何なんですか。隠ぺい政権じゃないですか」

 稲田防衛相が自衛隊が撤収を迫られる「戦闘行為」はなかったと強調したのに対して、後藤議員はこの日報についてどのように大臣に報告が上がったのかなど、調査するよう求めた。