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靖国神社参拝 稲田防衛相「一国民として」

2016年12月29日 9:52
靖国神社参拝 稲田防衛相「一国民として」

 稲田防衛相が今年8月の大臣就任以後はじめて東京・九段の靖国神社を参拝した。現職の防衛相が靖国神社を参拝するのは異例。

 稲田大臣は29日午前8時前に靖国神社に参拝し、「防衛大臣稲田朋美」と記帳し、私費で玉串料をおさめたという。稲田大臣は安倍首相らとともに真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するため28日までハワイを訪れていた。

 稲田防衛相「防衛大臣である稲田朋美が一国民として参拝したということです」「私はいかなる歴史観に立とうとも、いかなる敵味方であろうとも、祖国のために命をささげた方々に対して感謝と敬意と追悼の意を表するのは、どの国でも理解をしていただけるものだと考えております」

 稲田大臣は「今の平和な日本は国のために命をささげられた方々の尊い命の積み重ねの上にある」などと参拝の理由を説明した。また、「真珠湾の訪問のことなどを報告した」として、帰国翌日に参拝した意義を強調した。

 稲田大臣はこれまで毎年8月15日などに定期的に靖国神社を参拝してきたが、今年の8月は海外出張のため参拝を見送り、それ以降も参拝していなかった。