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稲田防衛相「駆けつけ警護」自衛隊員を激励

2016年11月19日 17:35
稲田防衛相「駆けつけ警護」自衛隊員を激励

 安全保障関連法に基づき「駆けつけ警護」などの新たな任務を与えられた陸上自衛隊部隊が、20日、南スーダンでのPKO(=国連平和維持活動)に出発するのを前に、稲田防衛相が部隊を訪れ、隊員たちを激励した。

 稲田防衛相「命令を発した立場として、しっかりこの11次隊員のみなさんが意義ある活動をして、そして無事に全員帰国されることを期待しています」

 稲田防衛相は、「駆けつけ警護」と「宿営地の共同防衛」の新たな任務を与えられ、20日に出発する予定の約350人の隊員たちとその家族らを前に訓示し、治安の悪化が心配される南スーダンで自衛隊が活動する意義を強調した。また、新任務を与えた理由については「万一の場合への備えとして必要な任務と権限を与えておく」と説明した。

 第11次南スーダン派遣施設隊・田中仁朗隊長「南スーダンの人たちの目線に立った、本当に日本らしい活動を通じて、任務を完遂していきたい」

 部隊が「駆けつけ警護」などを行えるようになるのは、体制が整った来月12日以降だが、治安の悪化も懸念される中、安全確保と任務の間で厳しい判断を求められる可能性もある。