南スーダンPKOに出発 稲田防衛相が訓示
安全保障関連法に基づき、「駆けつけ警護」などの新たな任務を与えられた陸上自衛隊部隊は20日、南スーダンでのPKO(=国連平和維持活動)に出発する。これを前に稲田防衛相が訓示した。
稲田防衛相「平和安全法制(安保関連法)に基づく新たな任務が付与されます。これは自衛隊の国際平和協力の歴史の中で新たな一歩となるものです」
南スーダンPKOに参加する部隊の駐屯地での出発式に防衛相が出席するのは初めて。出発式には「駆けつけ警護」と「宿営地の共同防衛」の新たな任務を与えられた約350人の隊員と家族らが参加し、部隊長が出発準備の完了を稲田防衛相に報告した。
稲田防衛相は、新たな任務を与えた理由について「万一の場合への備えとして必要な任務と権限を与えておく」と説明し、隊員の家族らに感謝の意を表明した。
部隊は20日出発し、21日には南スーダンに到着する予定。