理事長の参考人招致“応じられない”自民党
大阪の学校法人「森友学園」が国有地を鑑定価格よりも大幅に安く取得した問題。自民党は7日、民進党に対して森友学園の籠池理事長らの参考人招致には応じられないとの考えを改めて伝えた。
自民党側は「民間人の招致はよほどの事情がない限り、慎重に取り扱うべきだ」と主張しているが民進党は反発している。
民進党・榛葉参院国対委員長「臭いものに蓋をしている。とても立法府として究明しようという姿勢に私は欠けていると思いますよ」
こうした自民党の対応を受けて民進・共産など野党4党の国会対策委員長が会談し、籠池氏らの参考人招致を引き続き求めていくことで一致した。日本維新の会も参考人招致には賛成する意向。
また、民進党は7日も国会でゴミの撤去費用の見積もりが杜撰(ずさん)だったのではないかと追及している。
民進党・川合孝典議員「科学的に証明するデータをお出しいただきたいと思いますがありますか」
国交省・佐藤航空局長「広範なエリアに積み上がっているということを確認してございます」
川合孝典議員「(ゴミが)積み上がっているのを見たということであって、埋まっているのを見たわけじゃないわけですよね」
佐藤航空局長「工事関係者からのヒアリングにおいて杭(くい)掘進工事9.9メートルの相当に深い層から廃材、廃プラスチック等のゴミが出てきたという報告を受けております。全長10メートルのドリルで掘進している最中に廃材等のゴミを含む土が発生している様子などを確認しているところです」
野党側は引き続き、この問題を厳しく追及していく方針。