稲田防衛相が顧問弁護士か 資料を示し追及
国会では13日、「森友学園」の問題を巡る追及が続いている。稲田防衛相はこれまで「森友学園」の顧問弁護士を務めていたことを否定しているが、民進党は資料を示して追及した。
民進党の小川敏夫議員は、平成17年に裁判所に提出された資料を示し、稲田防衛相の名前が「訴訟代理人」として書かれていると指摘した。
小川議員「お名前だけじゃなくて具体的にご夫妻に、つまり大臣とご主人に具体的に顧問になっていただいていろいろ相談したと籠池氏はおっしゃっておりました」
稲田防衛相「10年ほど前から私は(籠池氏に)全くお会いもしてないし、関係は絶ってるんです。(籠池)ご夫妻が私に法律相談をしていただいたとか顧問をやってもらった、全くのそれは虚偽であります」
稲田防衛相は改めて10年ほど前から籠池氏とは関係を絶っていると強調し、顧問弁護士だったというのは「虚偽だ」と明言した。提示された資料については「初めて見た」と述べたが、同じく弁護士である夫と共同の事務所であったことから、「連名で資料を出すことは多くある」と説明した。
さらに、小川議員は、去年3月に近畿財務局が掘削中に新たに見つかったゴミを視察した際の写真について、「杭(くい)打ち機がない。作り話だったのではないか」とただした。財務省側は、「杭の先に絡みつくほどのゴミが発生していることについても確認した」と主張した。