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首相と労使会談「月100時間未満」を要請

2017年3月13日 19:49
首相と労使会談「月100時間未満」を要請

 長時間労働の是正に向け詰めの協議を行っている経営者側の経団連と労働組合の連合が13日午後、安倍首相と会談した。

 経団連と連合は焦点となっている繁忙期の残業時間の上限を巡り、月100時間未満とすることで最終調整に入っているが、双方の主張に隔たりが残っている。13日は安倍首相の要請を受ける形で、調整を決着させる狙い。

 安倍首相「ぜひ100時間未満とする方向で検討していただきたい。先ほど両会長にお願いをしました」

 今週にも開かれる会議では、政労使の合意として「月100時間未満」が提示される見通しだが、両会長とも「100時間まで働かせていいということではない」と強調した。

 一方、現在残業の上限規制の適用除外となっている建設業や自動車運転業などの扱いについては政府が個別の業界と調整した上で、今月末に取りまとめる実行計画に盛り込む方針。