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残業 月60時間、繁忙期100時間で調整

2017年1月28日 12:36
残業 月60時間、繁忙期100時間で調整

 政府・与党は働き方改革で長時間労働を抑制するため、罰則付きで時間外労働の上限設定を検討しているが、残業時間を1か月あたり60時間とする方向で調整していることがわかった。

 「80時間、過労死の時間を基準にすることはない。それより低いところで何らかの水準というのが出てくるのではないかと思います」―自民党の茂木政調会長は28日朝、このように述べた。

 残業時間の上限について、政府は当初、1か月あたり80時間を軸に検討していたが、民進党が国会審議で不十分だと追及していた。そのため、政府は、月60時間、繁忙期は最大100時間とする方向で調整していることがわかった。

 また、勤務終了から翌日の勤務開始まで一定の休息時間を取る、いわゆる“インターバル”の導入に協力した企業には助成金などで支援する方針。

 政府は、働き方改革実現会議で議論を進め、3月末には、取りまとめを行う予定。