×

南スーダン日報問題 大臣直轄組織で調査へ

2017年3月16日 14:34
南スーダン日報問題 大臣直轄組織で調査へ

 南スーダンに派遣されている自衛隊部隊の日報をめぐる問題。陸上自衛隊で廃棄済みとした後に日報のデータが見つかり、幹部からこれを消去するよう指示が出ていたとの報道をめぐり、稲田防衛相は国会で、大臣直轄の組織で事実関係を調査する方針を示した。

 徹底した調査を行う方針を示す稲田防衛相に対して、民進党の今井議員は大臣の監督責任をただした。

 民進党・今井雅人議員「もし事実だとしたら大臣の監督責任ですよねと。これに答えてください」

 稲田防衛相「私、直轄の防衛監察本部で徹底的に調査をした上で、防衛省・自衛隊に改めるべき隠ぺい体質があれば、私の責任で改善をしてまいりたいと考えております」

 稲田防衛相は調査によって、防衛省や自衛隊の隠ぺい体質が明らかになれば自らが改善していく考えを示した。今井議員は「防衛省をコントロールできない大臣に、この国の安全保障を任すわけにいかない」として「今回の事が事実ならば辞任しなければおかしい」と強調した。

 一方、菅官房長官は会見で稲田防衛相の進退について「まったく考えていない」と述べ、辞任の必要はないとの認識を示した。