南スーダン“日報”すべて保管~稲田防衛相
自衛隊が派遣先の南スーダンで作成した「日報」が、廃棄扱いにされながら後に見つかった問題で、稲田防衛相は、派遣開始以来すべての日報を電子データで保管していたことを明らかにした。
防衛省はこれまで、日報は用済みになれば短期間で廃棄してきたと説明してきたが、再調査の結果、2012年の派遣開始以来のすべての分が統合幕僚監部で発見されたことを明らかにした。
稲田防衛相「南スーダンへの部隊派遣の開始以来、日報を電子データとして保存していることを確認をしたところでございます」
民進党・後藤祐一議員「日報はずっと保存している。つまり、大臣に説明するとき、あることなんて知ってたんですよ、最初から。非常にいい加減な説明を、部下は大臣に対して、してたってことでありませんか」
民進党の後藤議員が組織的な隠蔽(いんぺい)だと批判したのに対し、稲田防衛相は、当初探した範囲は限られており、調査が不十分であったものの「隠す意図はなかった」と説明している。