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南スーダン日報問題 防衛相の監督責任追及

2017年3月16日 12:19
南スーダン日報問題 防衛相の監督責任追及

 南スーダンに派遣されている自衛隊部隊の日報を巡る問題で、陸上自衛隊で廃棄済みとした後に日報のデータが見つかり、幹部からこれを消去するよう指示が出ていたとの報道を巡り、稲田防衛相は国会で、大臣直轄の組織で事実関係を調査する方針を示した。

 徹底した調査を行う方針を示す稲田防衛相に対して民進党の今井議員は大臣の監督責任をただした。

 民進党・今井雅人議員「もし事実だとしたら、大臣の監督責任ですよねと。これに答えて下さい」

 「私直轄の防衛監察本部で、徹底的に調査をした上で、防衛省・自衛隊に改めるべき隠ぺい体質があれば、私の責任で改善をしてまいりたいと考えております」-稲田防衛相はこのように述べ、調査によって隠ぺい体質が明らかになれば自らが改善していく考えを示した。

 一方、今井議員は「事実であったら、大臣は辞任しないとおかしい」と強調した。

 この問題を巡っては、ある防衛相経験者が「事実だとすれば隠ぺいだ」と話すなど政府・与党内にも波紋が広がっている。ただ、稲田防衛相の進退を巡って菅官房長官は辞任する必要はないとの認識を示した。