米原子力空母と海自艦艇 共同訓練を検討

北朝鮮をけん制するため朝鮮半島近海に向けて移動しているアメリカの原子力空母「カールビンソン」と自衛隊の艦艇が、共同訓練を検討していることが明らかになった。
カールビンソンは現在、寄港先のシンガポールから朝鮮半島近海へ移動している。政府関係者によると、このカールビンソンが日本に近づくのに合わせて海上自衛隊の艦艇と共同訓練を行う方向で、防衛省とアメリカ海軍が調整に入った。現在、訓練の日程や参加する艦艇の数などの具体的な検討をしているが、訓練場所は東シナ海が検討されているという。
共同訓練は強固な日米同盟をアピールするとともに、挑発行為を続ける北朝鮮の他、沖縄の尖閣諸島への領海侵入を繰り返す中国をけん制する狙いもあるとみられる。