“日報”稲田防衛相も聴取へ 処分見直しも
南スーダンに派遣されていた自衛隊の日報問題をめぐる防衛監察本部の調査は、新たに稲田防衛相への聞き取りを行うほか、関係者の処分を見直すことがわかった。
稲田防衛相(21日午前10時半頃)「(聞き取り調査には)私はいつでも協力をいたしますし、その旨は監察の方にもお伝えしてあります」
複数の防衛省関係者が、今年2月に、稲田防衛相に、陸上自衛隊が廃棄したと説明していた日報が実際には保管されていた事実を報告したと話していることが明らかになっている。
このため、保管の事実が公表されなかったことへの稲田防衛相の関与が焦点となり、防衛監察本部は本来、調査の対象ではない稲田防衛相にも異例の聞き取り調査を行うことになった。また、関係者の処分についても見直す方針。
防衛省関係者は、「黒江事務次官と岡部陸上幕僚長の2人を懲戒処分にするしかない」と話している。
調査結果の公表は、来週なかば以降にずれこむ見通し。