岸田首相“輸送ルート確保”を指示 幹線道路の復旧「国が県にかわって」
岸田首相は政府の非常災害対策本部で、地震で大きな被害が出た幹線道路について、国が県にかわって復旧作業を行い、輸送ルートを確保するよう指示しました。
岸田首相
「国道249号沿岸部などの幹線道路については、国が県にかわって、道路の緊急復旧をさらに迅速に進め、緊急輸送ルートの確保を図ってください」
岸田首相はまた、石川県が道路の一部区間で災害復旧などの車両のみが通行できる交通規制を調整していることについて国としてもバックアップするよう指示した上で、国民に自家用車の使用を控えるよう呼びかける考えを示しました。
一方、今回の地震による災害の「激甚災害」への指定について岸田首相は「被害の規模から見て、指定が視野に入るほど甚大な状況だ」と述べ、迅速に対処していく考えを示しました。
また、避難所での健康管理として段ボールベッドの設置やパーティションによるプライバシーの確保を行っているほか、パトカーの巡回強化による治安対策などで被災者の不安軽減に努めていると説明しました。