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日米首脳会談 政府関係者「うまくいった」

2018年6月9日 0:03

日米首脳会談を終えた安倍首相は現在、G7(=主要7か国首脳会議)に出席するためカナダにいる。同行して取材にあたっている富田記者が伝える。

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今回のトランプ大統領との会談について、政府関係者は一様に「うまくいった」と胸をなでおろしている。トランプ大統領に拉致問題を議題にすることを再確認できたことや、「制裁は解除しない」との発言があったため。

また、安倍首相が日朝首脳会談に前向きな姿勢を示したことについて外務省幹部は、「北朝鮮への強いメッセージとなる」と説明している。

一方で課題もある。トランプ大統領は、確かに制裁維持には言及したが、依然として「最大限の圧力という言葉は使いたくない」と繰り返している。また、両首脳は会見で具体的な非核化の進め方については触れなかった。

どこまで十分なすり合わせが行われたかは明らかになっておらず、ある外交筋は、「実際の交渉でトランプ大統領がどう出るかわからない」と警戒している。

さらに、日朝首脳会談についても展望は見えていない。政府関係者は、「北朝鮮と調整は進んでいない」として、お膳立ては整っていない中での表明だったことを明かしている。

交渉に向けて前のめりの姿勢も見えるトランプ大統領の手綱をしめていけるのか、安倍外交の真価が問われている。