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首相、臨時国会に憲法改正案の提出目指す

2018年8月12日 22:32
首相、臨時国会に憲法改正案の提出目指す

安倍首相は、山口県下関市で講演し、自民党の憲法改正案について、秋に予定される臨時国会への提出を目指す考えを示した。

安倍首相「いつまでも議論だけを続けるわけにはいきません。これまでの活発な党内議論の上に、自民党としての憲法改正案を次の国会に提出できるよう、とりまとめを加速すべきであると考えています」

安倍首相は、また、自衛隊や教育無償化の明記が自民党の憲法改正についての公約になっていることをあげ、「約束を必ず守る、実行に移すのが自民党だ」と、その実現に強い意欲を示した。

さらに、「どう憲法改正を実現するのか。来月の自民党総裁選挙が、しっかり議論を深め、一致団結して前に進むきっかけとなることを期待している」と述べ、総裁選でも憲法改正について議論すべきとの考えを強調した。

また、「誰が総裁になろうとも、公約実現の責任を果たしていかなければならない」と述べ、自衛隊の明記に消極的な石破元幹事長をけん制した。