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玉城知事、首相に「辺野古移設反対」を訴え

2018年10月12日 15:32
玉城知事、首相に「辺野古移設反対」を訴え

沖縄県の玉城デニー知事は、就任後初めて安倍首相と会談し、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に反対する考えを改めて伝えた。

玉城知事「私はかねてから主張しておりますが、辺野古の新基地建設には反対をいたします。安倍総理におかれましては、沖縄の声に真摯(しんし)に耳を傾けていただき、早急に話し合いの場を設けていただきたいと考えております」

安倍首相「今後とも県民の皆さまのお気持ちに寄り添いながら、基地負担の軽減に向けて、1つ1つ着実に結果を出していきたい」

玉城知事は、このように述べたほか、「安全保障の負担は全国で担うべき問題だ」と訴え、辺野古への移設をめぐり、政府に対して話し合いの場を設けるよう要請した。

普天間基地の移設をめぐっては、沖縄県側が8月に辺野古沖の埋め立て承認を撤回している。今後は、政府が法的な対抗措置にどのタイミングで踏み切るかが焦点となる。