防衛大綱“サイバー攻撃能力保有”初明記へ
政府は、来月まとめる新たな防衛大綱にサイバー攻撃能力の保有を初めて明記する方針を固めた。
岩屋防衛相「サイバー能力の充実強化といったことを、この大綱の中でしっかりうたっていくということになろうかと思います」
防衛大綱は日本の安全保障の基本方針で、防衛力のあり方や具体的な装備の目標が示されるもの。
政府は来月、新たな防衛大綱をまとめることにしているが、この中にサイバー攻撃能力の保有を初めて明記する方針。
具体的には、敵の利用するコンピューターのサーバーに大量のデータを送ることで敵の活動をまひさせる能力などが想定されている。
防衛省幹部によると、自衛隊は「専守防衛」を掲げていることから「サイバー攻撃能力」との表現は用いず、「相手方によるサイバー空間の利用を妨げる能力」と表現する見通しだという。