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防衛大綱 いずも“空母化”方針を与党了承

2018年12月11日 21:11
防衛大綱 いずも“空母化”方針を与党了承

今後10年間の安全保障政策の指針となる、新たな防衛計画の大綱について、政府は11日、与党に骨子案を示し了承された。

骨子案には、短距離で離陸し、垂直に着陸できるアメリカ軍の最新鋭ステルス戦闘機F35Bを導入し、海上自衛隊の「いずも」型護衛艦を、いわゆる「空母」に改修して運用する方針が盛り込まれた。

与党は11日、この骨子案を了承した。ただ、公明党の要請で、「いずも」の改修は、日本政府が憲法上保有できないと説明してきた「攻撃型空母」にはあたらず、専守防衛を逸脱しないことを確認事項として文書にまとめることになった。

骨子案には、この他、宇宙分野の専門部隊の創設やサイバー攻撃能力の保有も新たに盛り込まれた。

政府・与党は、新たな防衛大綱を来週、閣議決定する方針。