“声荒らげて”内閣法制局長官に辞任迫る
内閣法制局の横畠長官が、国会で野党議員の質問姿勢を「声を荒らげて」などと批判するような発言をした問題で、野党側は、横畠長官に辞任を迫った。
立憲民主党の初鹿議員は、「法の番人」と言われる内閣法制局長官の発言が「明らかに中立性を欠いているのは非常に問題だ」と批判した。
立憲民主党・初鹿明博議員「なんでね、この発言したのかですよ。野党の議員に対しては何を言ってもいいというね、そういう意識があったのか。こういう発言をすれば安倍総理が気に入ってもらえるんじゃないか、そういう意図があったのか」
内閣法制局・横畠長官「ご指摘のような意図はまったくございません」
立憲民主党・初鹿明博議員「今の答弁の仕方見ました?ちょっとニヤニヤしながらね」
内閣法制局・横畠長官「国会における質問の在り方についてまで政府にあるものとして言及してしまったということについては、まさに不適切でございますので、おわびをして撤回させていただいたところでございます」
こうした中、問題の発言があった参議院予算委員会では、委員長が横畠長官を厳重注意した。
その後、立憲民主党の杉尾議員は、「憲政史上に一大汚点を残した」と辞任を求めたが、横畠長官は「反省の上に立ってしっかりと職責を果たしてまいりたい」と辞任を否定した。