岸田首相、日米韓3か国首脳会談へ ホットライン強化など確認
アメリカを訪問中の岸田首相は間もなく、アメリカ、韓国と3か国首脳会談を行います。アメリカ・ワシントンから中継です。
米国時間18日午前6時前、岸田首相が滞在しているホテルの前からお伝えします。普段、首都・ワシントンDCで首脳会談は行われることが多いのですが、今回の会談場所は、ワシントンDCから車で2時間ほど離れた、アメリカ大統領の別荘、キャンプ・デービッドとなります。
会談は今から、およそ5時間後に行われます。場所選定はバイデン大統領の強いこだわりでした。外国首脳を別荘に呼ぶのは就任以来「初」のことで、ある外務省幹部は「大統領のおもてなしだ」と話しています。また、3か国の首脳が国際会議の場ではなく、単独で集まるのも「初」です。
会談について、政府は「日米韓の『新時代』を築く」と打ち出しています。また、外務省幹部は「北朝鮮、中国に対して、3か国が新たな『高いレベル』で連携し、対応していく」姿勢を示す場になるとしています。
会談では「キャンプ・デービッド原則」を打ち出します。具体的には、首脳会談を今後、定例化すること、緊急時に連絡を取り合うホットライン機能を強化することなどを確認します。
また、日米・日韓の個別会談も行います。最新の情報では、日本政府が検討している福島第一原発の処理水の海洋放出については、複数の関係者が「議題にはならない」との見通しを示しています。