イチロー選手に国民栄誉賞を 政府が検討
政府は、引退を表明したメジャーリーグ・マリナーズのイチロー選手に国民栄誉賞を授与する方向で検討に入った。
政府関係者によると、日米通算4367安打や10年連続シーズン200安打などの活躍が、国民栄誉賞にふさわしいとして検討に入ったという。
菅官房長官も22日、イチロー選手について「野球に対する真摯(しんし)な姿勢や、絶えず努力を積み重ねる姿勢は、野球ファンに限らず、多くの方々の尊敬を受け、また影響を与えてきた」と評価していた。
なお、イチロー選手は、過去に2度、国民栄誉賞の授与を打診されたが、現役選手であることなどを理由にいずれも固辞している。政府は今後、イチロー選手に打診して、本人の了解が得られれば正式決定する方針。