衆院沖縄3区、大阪12区 補欠選挙が告示
夏の参議院選挙の前哨戦となる衆議院沖縄3区と大阪12区の補欠選挙が9日、告示された。
玉城デニー氏が沖縄県知事に転出したことに伴う衆議院沖縄3区の補欠選挙には、いずれも新人で、無所属のジャーナリスト・屋良朝博氏(56)と、自民公認の元沖縄北方担当相・島尻安伊子氏(54)が立候補を届け出た。
屋良朝博氏「辺野古の海は絶対に一本の指も触れさせない」
島尻安伊子氏「県民の悲願であった普天間の全面返還をみなさん実現させようではありませんか」
普天間基地の辺野古移設の是非が最大の争点となる。移設反対の屋良氏と容認する島尻氏との一騎打ちの構図で、投開票は今月21日。
一方、大阪府寝屋川市などを選挙区とする衆議院大阪12区補欠選挙に立候補したのは、無所属で前職の宮本岳志氏、日本維新の会公認で新人の藤田文武氏、無所属で前職の樽床伸二氏、自民党公認で新人の北川晋平氏の4人。
衆議院大阪12区の補欠選挙は自民党議員の死去に伴うもので、公明党の推薦を受けた与党自民党の新人候補が議席の維持を目指すのに対し、大阪ダブル選挙の勝利を追い風としたい維新の新人候補と野党の衆議院議員を務めた前職の2人も立候補し、4人による混戦が見込まれる。
今夏の参議院選挙の行方を占うとされる今回の補欠選挙。投票は今月21日に行われる。