野党各党“首相出席の集中審議”開催を要求
立憲民主党など野党各党は、参議院の国対委員長会談を開き、安倍首相が出席する予算委員会の集中審議を開くよう、与党側に求める方針を確認した。
立憲民主党の芝参議院国対委員長は、予算委員会の開催を与党側が拒否した場合には、他の委員会の審議に応じない可能性を示唆した。
立憲民主党・芝参院国対委員長「(予算委員会の開催確約を)はっきりいただかない限りは、私どもは野党連携をして、それ以降の委員会等々の設置の協議に応じないと、こういう思いをしております」
野党側は、失言で辞任した桜田前オリンピック・パラリンピック担当相と塚田前国交副大臣の問題を受けて、12日に衆参両院で安倍首相が出席する予算委員会の集中審議を開くよう求めた。与党側は開催に後ろ向きだが、15日の野党国対委員長会談では「安倍首相の任命責任を追及する必要がある」ことを改めて確認し、野党一丸となって連携していくことで一致した。
芝国対委員長は、16日正午まで与党側の返答を待った上で、改めて野党国対委員長会談を開催し、他の委員会の審議に応じるかも含めた、今後の対応について話し合う考えを示した。