参議院徳島・高知選挙区の補選告示される 元職・新人の2人が立候補 事実上の与野党対決
参議院徳島・高知選挙区の補欠選挙が、5日、告示されました。これまでに元職・新人のあわせて2人が立候補を届け出ていて、事実上の与野党対決となっています。
徳島と高知の合区による参議院補欠選挙は、自民党の前の議員が秘書暴行問題で辞職したことに伴い実施されるもので、岸田政権にとって9月の内閣改造後、長崎の衆議院補選と合わせて初めて実施される国政選挙です。
発足から2年を迎えた岸田政権に対する評価を問われることにもなり、結果次第では、衆議院の解散も含めた政局に結び付きかねない試金石となりそうです。
参議院徳島・高知選挙区の補欠選挙に立候補したのは、これまでのところ届け出順に、無所属の元・参議院議員で衆議院議員もつとめた広田一氏、前の高知県議会議員で自民党の新人・西内健氏の、2人です。
広田一氏
「ここで誰かが立ち上がって声をあげなければ、今回の補欠選挙、不祥事を起こした自民党高知県連の中の首のすげ替えで終わってしまう。どうぞみなさん、私、広田一とこの徳島から高知から政治に対する信頼を取り戻していきましょう」
西内健氏
「さまざまな課題を抱える両県の中で、私は今回の選挙戦、ずっと持続可能な地域をどのように維持していくのか訴えてきた。社会を支えてきた人々、こういう人々の暮らしを守るのが今回の戦い。これらの人々の生活を守る、そのために地方の声をしっかり届けていかなければならない」
事実上の与野党対決となる参議院徳島・高知選挙区の補欠選挙は、今月22日に投開票されます。