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安倍首相、日中関係改善のムードをアピール

2019年5月8日 1:24

中国の駐日大使として在任期間が歴代最長となった程永華氏の離任レセプションが7日に都内で行われた。安倍首相も出席し、日中の関係改善ムードを強くアピールした。

中国の程永華駐日大使は、2010年の赴任以来、歴代最長となる9年3か月にわたって大使を務め、7日の離任レセプションには、安倍首相や自民党の二階幹事長も出席した。

程大使は、在任期間で最もうれしかったことについて、「国交正常化以来最も困難な時期を乗り越え、中日関係を正常な軌道に戻したこと」と振り返った。

中国・程永華駐日大使「中日関係の安定した健全な発展の維持は双方の利益であることを、(両国社会が)十分に認識するよう希望しています」

一方、安倍首相は挨拶で、「程大使は、両国の懸け橋として活躍した」とたたえた上で、日中関係の改善を強調した。

安倍首相「日中関係は完全に正常な軌道にもどりました。そして今日、新たな発展を迎えつつあります」

その上で、G20大阪サミットで来日する習近平国家主席と「じっくり意見交換するのを大変楽しみにしている」と期待感を示した。