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“戦争発言”丸山議員の“辞職勧告案”提出

2019年5月17日 17:26
“戦争発言”丸山議員の“辞職勧告案”提出

北方領土について「戦争で取り返すしかない」との趣旨の発言をした丸山穂高衆議院議員について、立憲民主党など野党は議員辞職勧告決議案を提出した。

刑事事件などではなく、議員の発言を受けての辞職勧告決議案は前例がないが、「憲法の理念を逸脱した発言」ということで、野党の足並みがそろった。

立憲民主党や日本維新の会など野党6党派は「国会全体の権威と品位を著しく汚した」などとして、午後3時過ぎ、衆議院の事務局に、丸山議員に対する議員辞職勧告決議案を提出した。

立憲民主党・手塚議運筆頭理事「これを放置をするということは、民主主義あるいは衆議院の権威に関わるということで決断させていただきました」

野党側は自民党に対しても決議案の共同提出を呼びかけたが、自民党側は「決議案の内容やタイトルの修正を検討したい」として応じなかった。

自民党・森山国対委員長「慎重な対応が必要なのだろうと思います。だからといって丸山議員の発言を容認をしていることは決してありません」

与党は、選挙で選ばれた議員の身分に関わる決議については慎重であるべきとの考えで、辞職を勧告するのではなく発言を非難するような決議案を検討している。