トランプ大統領 対日貿易「公平なものに」
アメリカのトランプ大統領が25日、令和となって初の国賓として来日した。到着後の演説で、日本に対する貿易赤字の削減に改めて意欲を示し、「公平なものにしたい」と強調した。
トランプ大統領は25日午後5時ごろ、メラニア夫人とともに羽田空港に降り立ち、手をふりながら空港を後にした。その足で夕食会に向かい、ソフトバンクの孫正義会長ら約30人の財界人の前でアメリカへの投資を呼びかけた。
一方、日本に対する貿易赤字の削減に改めて意欲を示した。
トランプ大統領「貿易不均衡を是正し、アメリカ製品の輸出の障壁を取り除き、公平なものにすることを願う」
その上で、先月始まった貿易交渉については「非常にうまくいっている」とし、「数か月のうちに大きな発表ができればいい」と進展に期待を示した。
また今月、トランプ大統領が日本などからの輸入車を「アメリカの安全保障を損なう脅威になっている」と認定したことにトヨタ自動車が反発を表明していたが、25日夜は、そのトヨタ自動車の名前を挙げてアメリカへの投資を評価するなど、配慮を見せる場面もあった。