NHK、事実と異なる放送「極めて遺憾」
NHKは国際放送のドキュメンタリー番組で、ある会社の利用客として紹介した人物が、実際は会社のスタッフだったと発表し、陳謝した。
問題があったのはNHKの国際放送「NHKワールド JAPAN」の英語によるドキュメンタリー番組、「インサイド・レンズ」。
去年11月の放送で、家族や友人のレンタルサービスを行う会社を取り上げた際、利用客として紹介した3人が、実際はこの会社の「登録スタッフ」だったという。
NHKが週刊誌の取材を受けて調査したところ、この会社の社長は「顔を出しての取材を受けてくれる利用客が見つからなかった」などと事実関係を認めたという。
NHKによると、この番組の制作を委託しているNHKエンタープライズや取材・制作した外部のディレクターは気付くことができなかったという。
NHKは、「事実と異なる内容を伝えたことは極めて遺憾でおわびいたします」とコメントした。