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“老後2千万円”野党が麻生大臣の対応追及

2019年6月14日 15:39
“老後2千万円”野党が麻生大臣の対応追及

老後の生活に「年金だけでは足りない」などとした金融庁の審議会の作業部会の報告書をめぐり、野党側は麻生金融担当相が報告書を受け取らないことを厳しく批判した。

立憲民主党会派の大串議員は、麻生金融担当相の対応は夏の参議院選挙を前にしたパフォーマンスではないかと追及した。

大串博志議員「世論的に選挙の前だからか何か知りませんけども、国民の皆さんがこれはというふうに注目が集まった。そこで焦って、いきなり政府のスタンスとは違うとか誤解と不安を与えたとか、そういった詭弁(きべん)を弄するようにして、受け取らないなんてのを急に言い出しているっていうことなんじゃないですか」

麻生金融担当相「選挙向けのパフォーマンスというような、ご指摘をなさりたいようにお見受けいたしましたけども、私どもとしてはそのつもりはまったくございません」

麻生金融担当相はさらに報告書の内容について公的年金は老後生活の基本であるという政府のスタンスとは異なると強調した。

また、大串議員が報告書を受け取らない法的根拠をただしたが、麻生金融担当相は「受け取らなければならないとか尊重しなければいけないなどの規定はなく、法令上の問題はない」との認識を示した。