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年金問題 麻生金融相の不信任決議案提出へ

2019年6月17日 15:15
年金問題 麻生金融相の不信任決議案提出へ

国会は会期末まで残り10日となった。野党側は、いわゆる「老後2000万円」問題で麻生金融担当相への不信任決議案を提出する方針で、与野党の攻防が激しくなりそうだ。

終盤国会の山場は19日に予定されている党首討論。野党側は老後2000万円問題に焦点を絞り攻勢を強める構え。

立憲民主党・蓮舫参院幹事長「(麻生金融担当相への不信任案は)当然出さないという選択肢はないんだと思います。自らが諮問した報告書を受け取らないという、過去に例がないことをおやりになられて、国民も納得できないところが多いと思います」

自民党・萩生田幹事長代行「もし提出されれば我々としてはきちんと説明をしながら粛々と否決していきたいと思っています」

17日昼に行われた政府与党協議会で菅官房長官は「2000万円の件は冷静に丁寧に説明し、不安をあおることのないように進めたい」と述べた。

与党側は野党の追及の場となる予算委員会の開催には応じず、19日の党首討論が今の国会で最後の党首対決となる見込み。

一方、菅官房長官が衆議院解散の大義になるとした内閣不信任決議案についてだが、野党内では選挙の準備が整っていないことなどから提出を見送るべきとの声が強まっている。

政権幹部は不信任案が提出されなければ安倍首相が解散に踏み切ることはないと見ていて、衆参同日選は行われない公算となっている。