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“追及の日”麻生大臣の不信任決議案否決へ

2019年6月21日 15:24
“追及の日”麻生大臣の不信任決議案否決へ

国会では、いわゆる「老後2000万円問題」などをめぐり、野党側が衆議院で提出した麻生財務相に対する不信任決議案が、このあと与党などの反対多数で否決される。

21日は「麻生大臣を追及する一日」と意気込む野党側は2000万円問題だけでなく、森友学園問題での公文書改ざんなどを取り上げ1時間以上にわたり、麻生財務相の政治責任を追及している。

衆議院本会議で野党側は、金融庁のワーキンググループの報告書を受け取らないとした麻生財務相の判断を、「憲政史上例のない前代未聞の暴挙」などと批判した。

さらに野党側は21日午後、安倍首相に対する問責決議案を参議院に提出した。

立憲民主党・蓮舫参院幹事長「安倍首相はいつどこにおいても不誠実ですので、その蓄積の集大成が問責という形だと思います」

今後は、衆議院で内閣不信任決議案が提出されるかが焦点だが、立憲民主党の枝野代表は演説原稿の準備を始めており、近く提出するかどうか判断する。

ただ、攻勢を強める野党に対し政権幹部が「もう全く興味はない」と述べるなど、国会が最終盤を迎える中、政府与党の関心は既に夏の参議院選挙に向いている。