「桜を見る会」名簿廃棄の経緯をヒアリング
首相主催の「桜を見る会」をめぐり、野党の追及本部は、招待者名簿を廃棄した経緯について、内閣府からヒアリングを行った。
内閣府は、ことしの「桜を見る会」の招待者名簿を、共産党議員が資料要求をした5月9日当日にシュレッダーで廃棄していた。
26日のヒアリングで、内閣府は、担当者がシュレッダーの予約を取ったのは4月22日だったと明らかにした。その上で、シュレッダーの予約が立て込んでいたため、実際に廃棄したのは5月9日の、共産党議員からの資料要求の直後になったと改めて説明した。
立国社・会派 山井議員「宮本議員の質問通告の直後に、招待者名簿を廃棄したということでよろしいですか」
内閣府・担当者「宮本先生の資料要求があったことを知っていた者が廃棄したわけではございません」
立国社・会派 山井議員「客観的事実としては、宮本議員の質問通告の直後に、シュレッダーで招待者名簿が廃棄されたという事実関係でいいですね」
内閣府・担当者「時間の流れという意味では、そういうことにはなりますけれども、廃棄した職員は、すでに取ってあった予約の時間にシュレッダーをかけたと」
野党側は、引き続き、証拠隠滅の疑いがあるとして、シュレッダーの予約表の提出や消された電子データの復元を求めている。