名簿廃棄のシュレッダー 野党が視察
首相主催の「桜を見る会」をめぐり、野党の追及本部は26日、内閣府が招待者名簿を廃棄する際に使用したシュレッダーを視察した。
野党議員が撮影した内閣府のシュレッダーは、1万5000人分の名簿にあたる約800枚の紙が30秒あまりで裁断されたという。
内閣府は5月9日にシュレッダーで名簿を廃棄したと説明しているが、この日は共産党の議員が資料要求をした日だった。野党側は、隠蔽(いんぺい)ではないかと指摘していたが、内閣府は、シュレッダーの予約が連休前に取れなかったため、5月9日になったと説明していた。
立国社会派・山井議員「予約が詰まっててなかなか時間が取れなかったといってるけれど34秒なんですよ。シュレッダーかけられなかったというのは非常に疑わしいんじゃないかと」
一方、自民党の二階幹事長は会見で「のちのちの記録、来年のことを考える参考になるから、いちいち廃棄する必要はない」と述べた。