電子データ消去日時の確認 政府側応じず
首相主催の「桜を見る会」をめぐり、野党の追及本部は、招待者名簿の電子データを消去した日時を示す記録を確認するよう求めたが、政府側は応じなかった。
今年度の招待者名簿の電子データについて政府は、担当者への聞き取り調査を行った結果、野党議員による提出要求を把握した、5月10日の前日までに消去したと説明している。
4日の追及本部で野党側は、「いつ消去したかという記録はサーバーなどに残っているはずだ」とただした。
立憲民主党・黒岩議員「消去(日時)記録、前回の時にありそうなことを言ってた訳だけど、ありますでしょ」
内閣府「決まったルールと調査をきちっとやってきたということから、これ以上、ログ(記録)解析などの調査をする考えは私どもございません」
野党側は「担当者の記憶だけでは信用できない」と追及したが、内閣府の担当者は記録の解析をする必要はないと重ねて応じなかった。
また野党側は、インターネット上の情報をもとに、2013年からことしまでに、安倍首相の昭恵夫人の関係者のべ143人が招待されていたと指摘し、政府に対して調査を求めた。これに対し、政府側は、「記録が残っていないので把握していない」と述べるにとどめた。