“記述式問題”申し入れ 延期を事実上容認
来年度から導入される大学入学共通テストの記述式問題をめぐり、自民党の文部科学部会の議員らが萩生田文部科学相に申し入れを行った。
申し入れでは「必要な事項を総点検し早急に見直しを行うこと」として、対策を講じる必要性を訴えた。一方で、「実現可能性について政府が厳正に検討を行い早急に方針を表明すること」を求めていて、対策が間に合わない場合には、開始時期を延期することを事実上、容認する内容となっている。
自民党・高階文科部会長「(Q延期という選択肢は省いたものでは?)全く除外するものではないと思います」
申し入れに対し、萩生田文科相は「しっかりと見極めたい」と答えたという。5日には公明党が記述式問題の導入延期を申し入れていて、早ければ来週にも延期が表明される見通しになっている。