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桜を見る会“管理簿不記載”民主党政権時も

2020年1月14日 13:56

2013年から2017年の「桜を見る会」の招待者名簿が公文書管理法で定められた行政文書の「管理簿」に記載されていなかった問題で、菅官房長官は14日、民主党政権時の2011年と2012年の名簿も管理簿に記載されていなかったと明らかにした。

2011年と2012年の「桜を見る会」は、東日本大震災などの影響で直前になって中止された。菅長官は会見で、この2年分の招待者名簿が行政文書の「管理簿」に記載されていなかったとした上で、2013年度以降も「その取り扱いが前例として漫然と後任に引き継がれてきていた」と述べた。

一方、菅長官は、去年11月に参議院予算委員会の理事会に提出した「桜を見る会」の推薦者名簿の一部で、消す必要のない政府の部局名の記載を消して国会に提出していたと明らかにした。「極めて不適切な対応であり、厳に慎むよう、内閣府に徹底した」としている。