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桜“昭恵夫人推薦”安倍首相自ら事務所伝達

2020年1月28日 22:18
桜“昭恵夫人推薦”安倍首相自ら事務所伝達

「桜を見る会」の問題をめぐり、安倍首相は、昭恵夫人から招待しようと推薦のあった団体や個人について、推薦する人のとりまとめを行う事務所の担当者に自ら伝えていたことを明らかにした。

共産党・宮本議員「総理は一体、安倍昭恵さんから何人、推薦してほしいということで人数を聞いたんでしょうか」

安倍首相「事務所において、既に推薦の記録が残ってないことから、具体的な数等は明らかではございませんが、いくつかの団体や関係者や個人について妻から意見を聞き、私から事務所に伝達したこともあったと」

共産党の宮本議員はさらに、昭恵夫人推薦の招待者は「インターネット上で143人確認できた」「5年連続で呼ばれている方々もいるので、推薦者リストがないのはおかしい」などと指摘した。ただ、安倍首相は「記録が残っていない」などと繰り返すにとどめた。

また、安倍首相は、内閣府が最終的な招待者をとりまとめる前に、安倍事務所から参加希望者に「ご参加をたまわり、ありがとうございます」などと書かれた文書が送られていたことを「事実だ」と認めた。その上で、「回数を重ねる中で、推薦すれば招待されるとの安易な臆測で作業を進めてしまった」と説明し、「不適切な表現で問題があった」との認識を示した。

一方、災害からの復旧、復興や経済対策の費用などを盛り込んだ今年度の補正予算案が、衆議院を通過した。補正予算案の全体の歳出は4兆4722億円となっている。