【全文】“統一教会”と閣僚の関係「政府としてコメントする立場にない」木原官房副長官会見(7/26午後)
木原官房副長官は、26日午後の会見で、“統一教会”と閣僚の関係を問われ、「各大臣のまさに政治活動に関することだ。政府としてコメントする立場にない」と述べました。
<会見トピックス>
▽“統一教会”と閣僚の関係
▽上皇さまご体調
▽知床観光船沈没事故
▽安倍元首相の国葬
会見の概要は以下の通りです。
○木原官房副長官
私から冒頭特にございません。
――旧統一教会と、政治家の関係について伺います。
今日の会見で、岸防衛大臣が、旧統一教会に所属する人物から、過去の選挙において手伝いを受けたほか、二之湯国家公安委員長が関連団体のイベントで挨拶をしたと明らかにしました。
旧統一教会については、霊感商法などで過去に問題視されたこともありますが、こうした関係についてどう受け止めますか。
見解を伺います。
○木原官房副長官
ご指摘の件についてでありますけれども、各大臣の、まさに政治活動に関することでありますので、政府としてコメントする立場にはないということであります。
――上皇さまのご体調について。
宮内庁は、上皇さまが心臓の検査を受けた結果、心不全と診断されたと発表しました。
現在のご様子など、政府として把握している情報と、ご所感があればお願いします。
○木原官房副長官
宮内庁から発表がありましたように、上皇陛下におかれましては、右心不全と診断を受けられたということでございます。
内科的治療を続けられ、現在は心不全の所見は改善しつつあるとこのように承知をしてございます。
上皇陛下のご健康につきましては、宮内庁におきまして適切に対応すると承知をしております。
上皇陛下がお健やかにお過ごしになるよう、心よりお祈りを申し上げているというところでございます。
――知床沖の観光船沈没事故についてお伺いします。
北方領土の国後島で見つかった男女2人の遺体について、海上保安庁の船舶がサハリン南部のコルサコフ港に引き取りに行く方向で調整していることが北海道新聞の取材でわかりました。
サハリンで発見された男性の遺体を含め、遺体の引き渡しの現在の調整の状況と、引き渡しの時期など、今後の引き渡しの見通しについて教えてください。
○木原官房副長官
ロシア側が国後島で5月に発見をした、ご遺体2体の引き渡し方法につきましては、ロシア側との間で、時期や方法について、鋭意調整を進めてきております。
日本側からロシア側に対し、外交ルートで複数の方法を提案してきたところでございます。
これに対し、昨25日、ロシア外務省から、在ロシア日本国大使館に対しまして、ロシア側における取り急ぎの検討状況として、口頭で今ご指摘いただいたような方法を希望する、旨の連絡がございました。
今後の調整につきましては、ロシア側の正式な回答を踏まえて行っていく必要がございますが、人道的観点から、1日でも早くご遺体の引き渡しを実現できるよう、引き続き、ロシア側と調整を進めていきたいと考えております。
――本日あった議運に関して伺う。
政府が閣議決定した国葬などについて野党が政府が説明が足りないとして、臨時国会を8月3日からいつまで行うか会期が決まりませんでした。
国葬について説明不足だという指摘がされている現状についてどのように受けとめているのかお聞かせください。
○木原官房副長官
まず国会の日程につきましては、国会でお決めになるものだと、このように認識をしております。
その上で、国葬儀を行うとした考え方につきましては、これまでも総理会見また官房長官会見などにおいて説明してきたところでございますが、引き続き丁寧にそしてしっかりと説明をしていきたいと、このように考えております。
――国葬について関連。
安倍元首相の国葬を営むことにあたり、判断の基準が曖昧ではないかという指摘が相次ぎました。
今後は政府としてどのようなケースであれば、国葬を行うというような基準作りを検討する考えはありますでしょうか。
○木原官房副長官
総理大臣経験者の葬儀のあり方につきましては、諸般の事情も踏まえながら、国民の心情、またご遺族のお気持ち等も総合的に勘案して、その都度ふさわしい方式が、その時々の内閣によって決められてきたと、このように考えております。
今回、政府としては、安倍元総理が憲政史上、最長の8年8か月にわたって、内閣総理大臣の重責を担ったということ。
また東日本大震災からの復興や日本経済の再生といったご功績が素晴らしいものがあるということ、そして国際社会からきわめて高い評価を受けていること、また突然の蛮行によって逝去をされたこと、そのことによって国の内外から幅広い哀悼・追悼の意が寄せられている。
こうしたことを総合的に勘案して国葬儀を行うこととしたものであります。
――国葬に関してなんですが、9月27日に日本武道館で行われる国葬に関しては、各国の要人が参列する見通しだと思います。
そもそも、日頃の警戒や当日の警備がしっかりしていれば、こうしたことに至らなかった可能性があるわけなんですけれども、さらに昨日は、昭恵夫人の乗る車が警視庁の警護車両に追突される事故があって、警護する側が危害を加える形となっています。
こうしたことを受けて日増しに国葬時の警備態勢に不安の声が高まっていますが、ご所見と対応についてお聞きします。
○木原官房副長官
まず昨日の警護車両の事故についてでありますが、報道は承知をしております。
警備当局においては、緊張感を持って任務に当たっていただき、国民の皆さんに不安を抱かせることのないように、諸行事や日々の警備の対策に万全を期してもらいたいと、このように思います。
その上で安倍元総理の銃撃事件につきましては、まさに現在、警察庁において検証、見直しが行われているところであります。
重大な結果を招いた今回の警護、警備の問題点を早急に洗い出し、今後具体的な対策を講じていくというものと承知をしております。
ご指摘いただいた国葬儀の警備につきましても、当然のことではありますけれども、こうした検証結果も踏まえてしっかりとした体制を構築していく必要があるというふうに考えております。
<会見トピックス>
▽“統一教会”と閣僚の関係
▽上皇さまご体調
▽知床観光船沈没事故
▽安倍元首相の国葬
会見の概要は以下の通りです。
○木原官房副長官
私から冒頭特にございません。
――旧統一教会と、政治家の関係について伺います。
今日の会見で、岸防衛大臣が、旧統一教会に所属する人物から、過去の選挙において手伝いを受けたほか、二之湯国家公安委員長が関連団体のイベントで挨拶をしたと明らかにしました。
旧統一教会については、霊感商法などで過去に問題視されたこともありますが、こうした関係についてどう受け止めますか。
見解を伺います。
○木原官房副長官
ご指摘の件についてでありますけれども、各大臣の、まさに政治活動に関することでありますので、政府としてコメントする立場にはないということであります。
――上皇さまのご体調について。
宮内庁は、上皇さまが心臓の検査を受けた結果、心不全と診断されたと発表しました。
現在のご様子など、政府として把握している情報と、ご所感があればお願いします。
○木原官房副長官
宮内庁から発表がありましたように、上皇陛下におかれましては、右心不全と診断を受けられたということでございます。
内科的治療を続けられ、現在は心不全の所見は改善しつつあるとこのように承知をしてございます。
上皇陛下のご健康につきましては、宮内庁におきまして適切に対応すると承知をしております。
上皇陛下がお健やかにお過ごしになるよう、心よりお祈りを申し上げているというところでございます。
――知床沖の観光船沈没事故についてお伺いします。
北方領土の国後島で見つかった男女2人の遺体について、海上保安庁の船舶がサハリン南部のコルサコフ港に引き取りに行く方向で調整していることが北海道新聞の取材でわかりました。
サハリンで発見された男性の遺体を含め、遺体の引き渡しの現在の調整の状況と、引き渡しの時期など、今後の引き渡しの見通しについて教えてください。
○木原官房副長官
ロシア側が国後島で5月に発見をした、ご遺体2体の引き渡し方法につきましては、ロシア側との間で、時期や方法について、鋭意調整を進めてきております。
日本側からロシア側に対し、外交ルートで複数の方法を提案してきたところでございます。
これに対し、昨25日、ロシア外務省から、在ロシア日本国大使館に対しまして、ロシア側における取り急ぎの検討状況として、口頭で今ご指摘いただいたような方法を希望する、旨の連絡がございました。
今後の調整につきましては、ロシア側の正式な回答を踏まえて行っていく必要がございますが、人道的観点から、1日でも早くご遺体の引き渡しを実現できるよう、引き続き、ロシア側と調整を進めていきたいと考えております。
――本日あった議運に関して伺う。
政府が閣議決定した国葬などについて野党が政府が説明が足りないとして、臨時国会を8月3日からいつまで行うか会期が決まりませんでした。
国葬について説明不足だという指摘がされている現状についてどのように受けとめているのかお聞かせください。
○木原官房副長官
まず国会の日程につきましては、国会でお決めになるものだと、このように認識をしております。
その上で、国葬儀を行うとした考え方につきましては、これまでも総理会見また官房長官会見などにおいて説明してきたところでございますが、引き続き丁寧にそしてしっかりと説明をしていきたいと、このように考えております。
――国葬について関連。
安倍元首相の国葬を営むことにあたり、判断の基準が曖昧ではないかという指摘が相次ぎました。
今後は政府としてどのようなケースであれば、国葬を行うというような基準作りを検討する考えはありますでしょうか。
○木原官房副長官
総理大臣経験者の葬儀のあり方につきましては、諸般の事情も踏まえながら、国民の心情、またご遺族のお気持ち等も総合的に勘案して、その都度ふさわしい方式が、その時々の内閣によって決められてきたと、このように考えております。
今回、政府としては、安倍元総理が憲政史上、最長の8年8か月にわたって、内閣総理大臣の重責を担ったということ。
また東日本大震災からの復興や日本経済の再生といったご功績が素晴らしいものがあるということ、そして国際社会からきわめて高い評価を受けていること、また突然の蛮行によって逝去をされたこと、そのことによって国の内外から幅広い哀悼・追悼の意が寄せられている。
こうしたことを総合的に勘案して国葬儀を行うこととしたものであります。
――国葬に関してなんですが、9月27日に日本武道館で行われる国葬に関しては、各国の要人が参列する見通しだと思います。
そもそも、日頃の警戒や当日の警備がしっかりしていれば、こうしたことに至らなかった可能性があるわけなんですけれども、さらに昨日は、昭恵夫人の乗る車が警視庁の警護車両に追突される事故があって、警護する側が危害を加える形となっています。
こうしたことを受けて日増しに国葬時の警備態勢に不安の声が高まっていますが、ご所見と対応についてお聞きします。
○木原官房副長官
まず昨日の警護車両の事故についてでありますが、報道は承知をしております。
警備当局においては、緊張感を持って任務に当たっていただき、国民の皆さんに不安を抱かせることのないように、諸行事や日々の警備の対策に万全を期してもらいたいと、このように思います。
その上で安倍元総理の銃撃事件につきましては、まさに現在、警察庁において検証、見直しが行われているところであります。
重大な結果を招いた今回の警護、警備の問題点を早急に洗い出し、今後具体的な対策を講じていくというものと承知をしております。
ご指摘いただいた国葬儀の警備につきましても、当然のことではありますけれども、こうした検証結果も踏まえてしっかりとした体制を構築していく必要があるというふうに考えております。