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来年度予算案審議 与野党攻防がヤマ場に

2020年2月27日 16:09
来年度予算案審議 与野党攻防がヤマ場に

国会は、衆議院での来年度予算案の審議が大詰めを迎えている。野党側は、与党側が予算案の採決を提案したことに反発し、棚橋予算委員長の解任決議案と森法相の不信任決議案を提出した。

国会では衆議院本会議が始まり、棚橋予算委員長の解任決議案について、野党側の趣旨弁明が行われている。

立憲民主党・本多平直議員「私が最初に棚橋委員長を変だと感じたのは、その異常なゆっくりとした話し方です。厳しい野党の追及にさらされる安倍総理の時間を一分でも一秒でも短くしようという魂胆だと思います」

野党側は27日昼すぎ、2つの決議案を衆議院に提出した。棚橋委員長の解任決議案について、「政府の都合にあわせて一方的に議事を進行した。議員の質問権の侵害と言わざるを得ない」と指摘している。

また森法相の不信任決議案では、黒川東京高検検事長の定年延長をめぐって安倍政権が法解釈を変更したことについて、「検察の独立性、ひいては三権分立を踏みにじる暴挙」と厳しく批判している。ただ、いずれの決議案も、このあと与党などの反対多数で否決される見込み。