新型コロナウイルスの感染拡大で延期された東京オリンピック・パラリンピックについて、大会組織員会とＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）などが、来年７月に開会する日程で最終調整に入ったことが分かった。

ＩＯＣと日本側は、大会を来年の遅くとも夏までに開催することで合意し調整を進めているが、大会組織委員会や複数の競技団体からは、暑い夏を避けた来年春の開催を求める意見が出ていた。

こうした中、複数の関係者によると、ＩＯＣと組織委員会などが、来年春ではなく７月に開会する日程で最終調整に入ったことが分かった。

新型コロナウイルスの収束のめどが見えない中で、できるだけ後ろの日程で構えておきたいとの判断だという。

また、政府関係者は、オリンピックの開会式は、近年、金曜日に行われることから、「来年７月２３日の開会式を軸に調整するのではないか」と話している。

大会日程は来週にも決定する見通し。