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総務省 東京MXテレビに行政指導

2020年3月31日 20:05

東京MXテレビが去年放送したバラエティ番組で生じた問題をめぐって、総務省は東京MXテレビの対応が不十分であるとして、31日、再発防止策の策定と公表を求める行政指導を行いました。

問題とされたのは東京MXテレビが去年1月から3月にかけて放送したバラエティー番組「欲望の塊」です。高級スポーツ車を優勝賞品に出演者らに様々なゲームを競わせましたが、優勝した人に賞品は渡されませんでした。

その後、出演者らが「参加料」として150万円を支払っていたことも明らかになりました。

この番組は、制作会社が企画し完成した作品をテレビ局に納品する、いわゆる「持ち込み番組」ですが、放送の最終責任は放送局にあります。

そのため総務省は 吉田眞人情報流通行政局長名で、東京MXテレビに対し再発防止の取り組みと、その内容の公表を求めました。

総務省の幹部は「番組内容ではなく、会社のあり方として問題がある。東京MXテレビにはしっかり対応してもらいたい」と話しています。