岸田総理「全力を尽くして」きょう以降あらためて飽和潜水へ
陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県の宮古島沖で消息を絶った事故で、海上自衛隊が飽和潜水を開始しましたが、機材のトラブルで中止となりました。
周辺の海からヘリコプターの搭乗員や機体とみられるものが見つかったことを受け、14日は、潜水艦救難艦「ちはや」による飽和潜水を開始しました。
防衛省関係者によりますと、事前に搭乗員の可能性がある3人から4人の姿が確認されていましたが、機材のトラブルにより中止されました。15日以降にあらためて飽和潜水を実施する考えです。
岸田総理「国民のために日本の防衛に全身全霊をささげてこられた坂本第8師団長をはじめ、10名の隊員のみなさんが一日も早く家族のもとに帰ることができるように、全力を尽くして参ります」
岸田総理は今後、機体の引き揚げができるかどうか、確認作業を行い「事故原因の早期究明に努めたい」と強調しました。