ワクチン3回目“1日100万回”目標に 政権幹部「接種回数を増やさないと政権がもたない」
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、岸田首相が2月のできるだけ早い時期に1日100万回接種を目指すことを表明しました。
岸田首相はこれまで目標回数を決めてきませんでしたが、与野党から接種の加速化のため目標を掲げるべきだという声があがり方針転換した形です。
岸田首相「2月のできるだけ早期に1日100万回までペースアップすることを目指して取り組みを強化してまいりたい。岸田政権としましても明確な目標を掲げ、政府一丸となって1日も早く希望する方々への接種を進めていきたい」
岸田首相は、今月半ばに開始する職域接種の積極的な活用を企業に呼びかけることや、教職員や保育士、警察官といったエッセンシャルワーカーへの接種を進めることなどを関係閣僚に指示したことを明らかにしました。
さらに、自衛隊が運営する大規模接種会場について大阪会場では今月14日をメドに1日あたりの接種回数を2500回程度まで拡大する考えを示しました。
「1日100万回」という目標を7日になって掲げたことについて、政権幹部は「接種回数を増やさないと政権がもたない」と話しています。
政府高官は「100万回という分かりやすい目標を掲げた」と、政府として接種の加速化に全力をあげる考えです。