あす関係閣僚会議で処理水放出日程を決定へ 岸田首相表明
福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、岸田首相は、22日午前に関係閣僚会議を開き、放出日を決定する考えを表明しました。
岸田首相「明日朝、関係閣僚会議を開催し、東京電力によるALPS処理水の放出の具体的な日程を決定することといたします」
岸田首相は記者団の取材に応じ、「廃炉プロセスの前提となる不可欠のステップが処理水の海洋放出です」と強調しました。
これに先立ち、岸田首相は全漁連の会長との会談で、「たとえ数十年の長期にわたろうとも、全責任を持って対応することを約束する」と放出への理解を求めました。
これに対して坂本会長は「反対であることは変わらない」とする一方、「総理の発言は非常に重い。その重い発言をしっかり受け止めていきたい」と放出に一定の理解を示しました。
岸田首相は22日午前に関係閣僚会議を開き、放出日を決定する考えです。週内にも放出する方向で最終調整しています。