自民党総裁選をめぐり岸田政調会長と石破元幹事長が会見を開き、正式に立候補を表明しました。

岸田氏、石破氏のほか、菅官房長官も２日、正式表明ということで事実上、総裁選の構図が固まりました。

自民党・岸田政調会長「このたび行われます自民党の総裁選挙に正式に立候補することを表明いたします」

岸田氏は「新型コロナウイルスにより、経済や社会の分断が深まりつつある」として「分断から協調へ」をキャッチフレーズに総裁選を戦います。

石破氏も先ほど会見で立候補を表明しました。会見では、今回の総裁選で党員投票が行われないことについて「極めて残念だ」と述べました。

また、菅氏は２日夕方、出馬会見を開く見通しで、「安倍政権の継承」をキーワードにアベノミクスと新型コロナ対策の継承を打ち出します。

これまでに、岸田派と石破派をのぞくすべての派閥が菅氏を支持する意向を固めていて、既に菅氏優位は揺るぎないものとなっています。

朝にはかねてから菅氏擁立を模索していた自民党幹部と会合を持ち、今後の対応について協議しました。

菅氏の選挙対策本部には各派閥のナンバー２クラスが軒並み顔をそろえる形となりそうです。