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中東派遣護衛艦で隊員1人感染 一時帰港へ

2020年9月2日 0:42

日本に関係する船舶の安全確保のため、中東海域での情報収集活動に向かった海上自衛隊の護衛艦で、隊員1人が新型コロナウイルスに感染していることがわかり、護衛艦は、いったん横須賀基地に戻ることになりました。

防衛省によりますと、中東地域での情報収集活動に向かうことになっていた護衛艦「むらさめ」は先月30日、横須賀基地を出港直後に約200人の乗組員全員にPCR検査を行いました。その上で、日本近海で14日間、訓練などを行いながら、健康観察を行う予定でしたが、1日になって20歳代の男性隊員1人が陽性と判明したということです。このため、同じ区画で生活したり、勤務していた隊員らを艦内で隔離し、横須賀基地に引き返すということです。

帰港後は保健所の指示に従い、一定の期間を経て改めてPCR検査を行った上で中東に向かう予定で、今月下旬に予定していた任務の開始はずれ込む見通しです。