「岸田ビジョン」発表“所得の再分配”訴え
自民党総裁選をめぐり、岸田政調会長は3日午前、自身の政権構想「岸田ビジョン」を発表しました。
岸田氏は新型コロナウイルスの感染拡大によって格差が広がったとして、所得の再分配の必要性を訴えました。
岸田政調会長「格差の問題に対して、分配の有り様を考えていく。中間層への対応ということで、住宅あるいは教育、こういった分野での支援の必要性が世界各国で言われています」
これに先立ち岸田氏は、自主投票を決めた谷垣グループの中谷元防衛大臣を訪ね、支持を訴えました。
岸田政調会長「総裁選挙、挑戦しようと思って努力はしてますが、なかなか色々なことがあって良い経験をさせてもらってます」
中谷氏はメッセージを書いた色紙を渡し、「目標を絶やさずに頑張れば目標は達成できる」と激励しました。
一方、石破氏は挨拶回りや支持固めの合間をぬって、毎週通っているという歯科検診に訪れました。
石破元幹事長「(Q:日本の虫歯はどこにあるのか?)あはははは。定期的にきちんと見ていかないと、ほっとくと後で大変なことになりますよ、ということですよね」
午後には選挙対策事務所を開き、戦いを本格化させる予定です。
また、大本命の菅官房長官は選挙対策本部の準備会合に足を運び、「全力で頑張ります」と決意を語ったということです。